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ワインと保存料
Wine preservatives

Q.ワインに保存料が必要なのはどうしてですか?
A.「保存料(Preservative)」という言葉は、不必要なバクテリアやカビ、イーストによって引き起こされる微生物汚染や腐敗から、ワインを守ることを指します。これら不必要な菌は自然な状態のブドウに付着しており、それゆえワイン手前のブドウ果汁や搾ったばかりの果汁、十分に清掃・殺菌されなかったワイン造りの設備にも存在します。
 微生物汚染は、ワインの香りや味わいを好ましくないものに変化させます。ですから保存料とは、「抗菌剤」とも言えます。

 現在「硫黄酸化物(Sulfure dioxide)」「ソルビン酸(Sorbic acid)」の二種類の抗菌剤が認可され、ワイン造りの過程で使われています。オーストラリア、ニュージーランド、EU、アメリカにおいては、この両者の使用量に制限があり、また使用した際は必ずラベルに以下のように明示しなければいけません。

    例)保存料 [硫黄酸化物(220/224) もしくは ソルビン酸(200/202)]添加
    使用保存料 [硫黄酸化物(220/224) もしくは ソルビン酸(200/202)]

Q.保存料なし(Preservative-Free)のワインは売っていますか?
A. 「保存料なし」と記載されたワインは、市場には存在しません。なぜならば、全てのワインには少量(10-50mg/L)の抗菌剤である、硫黄酸化物が自然の状態ですでに含まれるからです。これはワイン造りの発酵段階で、イースト菌から生じるものです。

 しかし、「オーガニック栽培(Organically grown)」と記載されたワインは市場に存在します。これは抗菌剤の使用量を減らしたワインです。例えば、オーガニックワイン生産者は、硫黄酸化物の使用量を約50%減らしてワインを造ります。
 また、「保存料無添加(No preservatives added)」と市場で記載されているワインもあります。これはワイン造りの工程で、人工的に抗菌剤を添加していないことを意味します。

 地域の酒屋さんには、おそらくこの手のワインも並んでいるでしょう。
 またご興味のある方は、以下の連絡先にお尋ねください。

    the Biological Farmers of Australia
    [正式名称 Organic Vignerons Association of Australia]
    電話08-8562-2122
    FAX 08-8562-3034
    E-mail: boss@internode.on.net
    住所 PO Box 503, Nuriootpa SA 5355

オーストラリアワイン調査協会は、ワインの一般的な消費を支持しますが、禁酒をしている人に対して、健康のためのワイン飲酒を奨励しているものではありません。
ワインの過剰な摂取は、短期・長期的な健康に害を及ぼす危険があります。

(20.Aug.2003)

※お読みください
 この情報は、The Australian Wine Research Instituteが無料で配布している小冊子「Wine and Health Information」を翻訳したものです。日本国内の事情とは異なる場合がありますのでご注意下さい。
 また、これらは一般的な情報であり、情報を鵜呑みにした行動の結果を保証するものではありません。ご自身の責任のもと判断・行動を行ってください。尚、あなたの体の状態に即した正確な情報をお求めの場合は、専門医、かかりつけ医等にご相談ください。
 誤訳がある場合はお知らせ下さい(訳者:TSUKIE)

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